吉村精米場は明治29年から大正9年まで、陸軍専用の精米所として精米・精麦業を営んでいました。水車の直径は33尺(約10メートル)という当時の日本最大級の規模と大きさを誇ったと伝えられています。水車の方式は、腰掛け式 半屋内型であり、流量が多く落差もあったので胸掛式を採用したようです。

陸軍用の精米場であったので、一度に大量の精米・精麦を迅速に行う必要があったのです。冬期には伏見の酒造家の精米を一手に引き受けていました。

水車の型式:胸掛式 両袖精米 半屋内型
水輪直径 :約10m 
材  質 :ヒノキ
臼  数 :300個


  水車精米場の絵

 
伏見の墨染・住吉付近には、今も吉村精米場の跡地が残っております。
津知橋より水道精米場跡をのぞむ 大正時代 疎水工事

 
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