群馬県・大間々の親水公園一角に建つ保存館には、明治43年から昭和30年ころまで、およそ45年間、精米の動力として稼動していた水車(野口水車)が保存されています。
  この水車は、大間々の米穀水車材木製板商「野口商店」の野口金太郎氏が明治43年(1910)に防火用水を利用して、建造されました。
精米・製粉用の屋内型水車で、昭和30年(1955)頃まで稼働し、周辺町村はもとより、足尾方面の人々にも精米や製粉のために活用されていました。
  当時の水車は、大間々町在住の野口喜平氏(野口金太郎氏の孫)が平成2年(1990)、町に寄贈し、大間々町在住のからくり職人”刈部文作”氏によって、1年9ヶ月をかけ実際に稼動できるように損傷箇所を復元したのち、平成4年4月に永久保存のため、野口水車保存館に移設されました。

 
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