吉村酒造株式会社
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■お酒用語辞典


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参考資料:清酒製造関係用語集 発行:日本酒造組合中央会







胚芽(はいが)
米粒の約3%を占め、蛋白質、脂肪、灰分、ビタミンB1などに富んでいます。

胚乳(はいにゅう)
外胚乳と内胚乳にわかれます。内胚乳は主として澱粉で、米の大部分を占めます。外胚乳は果皮、種皮と一緒に糠として除かれます。

培養酵母(ばいようこうぼ)
優良な性質をもった酵母を選び、純粋に培養したもの。野生酵母と区別していいます。

端桶(はおけ)
通常は麹室の棚を指します。麹室に設けられた棚状の台のことで、蒸米を盛った麹蓋を積み重ねて置く場所。また、箱麹法で使用する麹箱を乗せる台で枠だけの構造のものも棚と呼びます。

種切り(たねぎり)
清酒を貯蔵するときは、酒質の劣化や火落ちを防ぐために、タンクに満量入れておくことが望ましい。これに対して、出荷時に一部の酒を取り出したために、残部の酒がタンク内に残っている状態をいいます。

バカ破精(バカはぜ)
水分の多い湿気麹の場合には、破精廻りも破精込みも共に過剰となり、これをバカ破精と通称します。

ハキ
きき酒した後の吐き出す酒を受け入れる容器をいいます。

箱麹法(はここうじほう)
製麹を省力化するために、麹蓋を大型にして、15〜45kgの麹を盛る箱を使う方法をいいます。

柱焼酎(はしらしょうちゅう)
醪末期に焼酎を添加したり、搾りたての酒に焼酎を混和することをいいます。江戸時代の初め頃、伊丹で始まった柱焼酎は地方に伝わり諸白造りの工程の一部に組み込まれるようになりました。元禄期の酒造書に、「醪に少量の焼酎を加えると酒の香味はしゃんとし火落ちや酸敗しにくい」と記されています。

破精(はぜ)
蒸米上に麹菌が増殖して菌糸が白く見える状態をいいます。

破精落ち(はぜおち)
麹菌がほとんど増殖せず、蒸米のまま硬くなった麹をいいます。

破精込み(はぜこみ)
麹菌が蒸米の内部に菌糸をくい込ませている状態をいいます。

破精廻り(はぜまわり)
麹粒の表面に破精が広がっている状態をいいます。

発酵(はっこう)
呼吸と同様に、微生物のエネルギー獲得の一手段である。呼吸のように基質を炭酸ガスと水にまで完全に酸化せず、最終産物として、アルコールや有機酸など有用な物質をつくります。

初添(はつぞえ)
添仕込みのことです。

初呑切り(はつのみきり)
第1回の呑切りのことです。通常、6月〜7月に行います。

ハナ
清酒をきき酒するとき、鼻孔を通じて嗅ぐにおいのことです。

早湧き(はやわき)
生もと系の酒母では、蒸米の糖化および生酸が十分でないうちに、また速醸系酒母では糖化が十分でないうちに、酵母が発酵を始めることをいいます

バラ麹(バラこうじ)
日本の麹のようにバラバラの粒状をした麹をいいます。

早湧き(はやわき)
生もと系の酒母では、蒸米の糖化および生酸が十分でないうちに、また速醸系酒母では糖化が十分でないうちに、酵母が発酵を始めることをいいます

バラ麹(バラこうじ)
日本の麹のようにバラバラの粒状をした麹をいいます。

腹白(はらじろ)
米粒の中心部に白色部分のある心白に対し、米粒の腹部に白色不透明な部分のあるものをいいます。

はりつけ
火入れ時の清酒に活性炭を投入しそのまま貯蔵することをいいます。

半切(はんぎり:半切桶)
物料を入れたり、道具を洗うなどいろいろな用途に使う平たい桶をいいます。容量は140〜360Lが普通です。

半仕舞(はんじまい)
1日おきに醪1本ずつ仕込むことをいいます。






(ひ)
火落ちのことです。

火入れ(ひいれ)
清酒を60〜65℃に加熱して殺菌することです。火入れは、殺菌ばかりでなく、酵素の破壊による酒質の安定化、香味の調熟などにも重要な動きをします。

冷込み(ひえこみ)
仕込みの初期から蒸米の溶解糖化が先行して酵母の発酵が停滞し、ボーメが集積してアルコールの生成が悪く、遂には発酵が停止するような現象をいいます。

火落ち(ひおち)
清酒に火落菌が増殖して、白濁、酸の増加、火落ち臭の発生などが発現する現象をいいます。火落ち臭には主にダイアセチル(ジアセチル)、揮発酸からなり、ツワリ香に似ています。

火落菌(ひおちきん)
アルコールに対する耐性があり、清酒中で容易に増殖する特殊な乳酸菌群をいいます。清酒中で生育し、火落ちを起こします。

被害粒(ひがいりゅう)
発芽した米、病害・虫害を受けた米、奇形の米、胴割れした米、砕米、茶米などをいいます。

引込み(ひきこみ)
蒸米を麹室に入れ、床の上に33〜36℃の温度で積み上げる作業をいいます。

引込み香(ひきこみか)
清酒を口に含み、すすりながら口中にまわし、鼻から息を出すときに、呼気と共に感じられる匂いをいいます。口中香、含み香ともいいます。

日仕舞(ひじまい)
毎日醪1本ずつ仕込むことをいいます。また、毎日2本ずつ仕込むことを2個仕舞といいます。

ひなた臭(ひなたしゅう)
清酒が長時間にわたって日光にさらされた時に発生する臭いをいいます。

老(ね)香(ひねか)
麹の老ね香とは、製麹時間を長くした時に発生する臭いです。清酒の老ね香とは、清酒が熟しすぎたりした時に発生する臭いをいいます。

老(ね)麹(ひねこうじ)
製麹時間を長くして麹菌を十分生育させた麹をいいます。一般に酵素力が強く、麹菌による生産物も多い。

ひねり餅(ひねりもち)
蒸きょうを終える直前に、蒸している米の少量をとり、手のひらでつぶしてこね、餅のようにしたものをいいます。これによって蒸し具合を調べます。

ひやおろし
昔は冬から春につくられ火入れして貯蔵した清酒は、秋になりその温度と外気温が同じくらいになると、貯蔵容器の大桶から樽に詰めて出荷しました。これをひやおろし(冷卸し)といいます。この時期になると、新酒のあらさがすっかり消えまるみがでてほどよく熟成し、酒の最も飲みごろとされていました。






膨れ(ふくれ)
酒母を仕込んでから、酵母が増殖しはじめると、発生した炭酸ガスにより酒母の表面が膨れてきます。この時期を膨れといいます。

蓋麹法(ふたこうじほう)
従来から行われてきた麹蓋を使用する製麹法をいいます。現在では吟醸造りの製麹で採用されることが多いです。麹蓋法ともいいます。

普通醸造法(ふつうじょうぞうほう)
米、米麹、水、原料用アルコール、有機酸(コハク酸、乳酸、クエン酸、リンゴ酸)および清酒粕を原料として清酒を醸造する方法をいいます。アルコール添加清酒の醸造法のことです。

(ふね)
酒槽(さかぶね)ともいいます。

ぶんじ

製麹で盛りのときなど、固まった蒸米層を切り崩すのに用いる木製の器具をいいます。






並行複発酵(へいこうふくはっこう)
澱粉の糖化とアルコール発酵が同時に並行して進行する発酵形式をいいます。清酒の醪は、その代表例です。

ベータ澱粉(ベータ・でんぷん)
生澱粉の状態をいいます。






ボーメ度(ボーメど)
液の比重を重ボーメ度浮ひょうで測定した値をいいます。酒母および醪の初期・中期の管理に利用されます。ボーメ度の1は、日本酒度の-10に相当します。

本醸造酒(ほんじょうぞうしゅ)
製法品質表示基準によれば、精米歩合70%以下の白米、米麹、水と醸造アルコールを原料としてつくられた清酒で、香味および色沢が良好なものをいいます。醸造アルコールの使用量には制限があり、白米の重量の10%(95%アルコールの重量として)をこえない範囲とされています。製法品質表示基準に定める特定名称の清酒一つです。この清酒の名称は本醸造酒に一本化され、本造り酒または本仕込み酒の名称は用いることができません。

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