吉村酒造株式会社
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■お酒用語辞典


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参考資料:清酒製造関係用語集 発行:日本酒造組合中央会







櫂入れ(かいいれ)
酒母や醪などの物料(水と麹と蒸米をいいます)を櫂棒を使ってかきまぜる操作をいいます。

櫂棒(かいぼう)
酒母や醪の物料を攪拌する木製の道具をいいます。 最近では攪拌機を使用する会社もあります。

開放発酵(かいほうはっこう)
清酒のように外気に接したままの状態で行う発酵を開放発酵といいます。これに対して、ワインのように完全密閉タンクで発酵させる方法を密閉発酵といいます。

柿渋(かきしぶ)
青渋柿を砕いて水を加え、数日間密閉して放置し、濾過した上澄み液を約半年間密閉保存してつくります。清酒の滓下げに使います。

掛麹(かけこうじ)
醪の仕込み(添、仲、留)に用いる麹の総称。それぞれの仕込みに用いる麹を、添麹、仲麹、留麹といいます。

掛米(かけまい)
蒸きょう後に、冷却してそのまま仕込む米のことをいいます。

(かす)
酒粕のこと。 「板御酒」(いたおみき)ともいいます。

加水調整(かすいちょうせい)
原酒に水を加えてアルコール分やその他の成分を調整することです。

粕離し(かすはなし)
清酒醪の上槽後、酒袋あるいは濾過板から清酒粕を取り出す操作を粕離しあるいは粕はがしといいます。

活性炭素(かっせいたんそ)
仕込用水や割水用水の精製、および清酒の脱色、香味の調整、着色防止、火落防止のために使用されます。活性炭ともいいます。また、形状によっては粉末炭と粒状炭の区別があります。

枯らし(からし)
精米から醪の仕込みまでの工程でできた中間生成物が次の工程で使用されるまで長時間放置された状態をいいます。それには、白米の枯らし、麹の枯らし、酒母の枯らしがあります。






生一本(きいっぽん)
単一の製造場でつくられて純米酒をいいます。自社の別の製造場でつくられた純米酒や他社でつくられた純米酒を混和したものは、生一本の表示はできません。

木香(きが)
樽、桶、桶の蓋など木製の容器から酒につく杉材由来の匂いです。

きき酒(ききざけ)
酒の官能検査のことです。色・透明度を見て良否を判断し、香りを嗅ぎ、味を検して差を判断し、評価することをいいます。

きき猪口(ききちょこ)
清酒のきき酒に用いる容器です。

きき猪口(ききちょこ)
清酒のきき酒に用いる容器です。

黄麹菌(きこうじきん)
麹菌のうち、胞子の色が黄、黄緑、黄褐色のものをいいます。清酒、みそ、しょう油などの製造に利用されます。

貴醸酒
(きじょうしゅ)
汲水の一部を清酒におきかえて、米、米麹、水、清酒を原料にして製造した清酒。極めて濃醇甘口で、内容成分は普通清酒の1.5〜2.0倍あります。

生もと(きもと)
昔からのやり方でつくる酒母で、酒母の物料を摺り潰す山卸し操作などの煩雑な操作方法によってつくられます。これを簡易化した酒母が、山卸廃止もとです。

生もと系酒母
(きもとけいしゅぼ)
酒母中に乳酸菌を増殖させ、その乳酸菌の生産する乳酸によって雑菌の汚染を防ぎ、酵母を健全に増殖させる酒母をいいます。この酒母には、生もと、山卸廃止もとなどが含まれています。

級別(きゅうべつ)
清酒とウイスキー類に設けられていた税率区分のことで、それぞれの規格によって特級、一級及び二級の級別に区分されていました。この制度は平成元年4月1日以降廃止されました。

きょうかい酵母
(きょうかいこうぼ)
日本醸造協会の頒布している優良酵母をいいます。

切返し(きりかえし)
製麹で、床もみ後10〜12時間たつと、麹菌が増殖しはじめて温度が上がり、堆積米の内外で温度と水分が不均一になるために、堆積をもみほぐし混合して均一にするとともに、酸素を補う作業をいいます。

切りばな
(きりばな)
呑切りの際に、貯蔵タンクの呑穴から出てくる清酒が発する香りのことで、貯蔵清酒の異常の有無を判定する一つの目安になります。

吟醸香(ぎんじょうか)
吟醸酒に特有な芳香で、酢酸イソアミルやカプロン酸エチルなどのエステルが主体と考えられています。

吟醸酒
(きじょうしゅ)
製法品質表示基準に定める特定名称の清酒の一つです。精米歩合60%以下の白米、米麹、水、またはこれらと醸造アルコールを原料としてつくられ、固有の香味および色沢が良好な清酒をいいます。  醸造アルコールを使わないで造った吟醸酒は純米吟醸酒、また、精米歩合50%以下の白米を原料にして造った吟醸酒を大吟醸酒、さらに、醸造アルコールを使わないで造った大吟醸酒は純米大吟醸酒となります 。






下り酒(くだりさけ)
江戸時代、江戸に送られてくる京都・灘・大阪あたりの上方の酒をいい、下りものとも呼ばれました。

汲掛け(くみかけ)
酒母の仕込み後3〜6時間して蒸米が膨らんできたときに、蒸米を潰さないために荒櫂を入れず、その代わりに酒母の中央に穴を掘って汲掛け用枠を入れ、内部に溜まった液を時々ひしゃくで外部の蒸米にふりかけて、温度の均一化と蒸米の溶解をはかる操作をいいます。

粳米(うるちまい)
通常の米飯や清酒製造に用いられる米です。

汲水(くみみず)
酒母や醪の仕込みに使う水のことを汲水といいます。






原材料名の表示(げんざいりょうめいのひょうじ)
製法品質表示基準によれば、水を除いて、その清酒の製造に使用した原材料は、すべて酒税法に定める原材料名を用いて表示し、その順序は、米、米麹に次いで使用量の多い順に表示します。ただし、ブドウ糖、水あめを糖類と、乳酸、コハク酸などの有機酸を酸味料と、またグルタミン酸ナトリウムをグルタミン酸Naか調味料と表示してもよいことになっています。

原酒(げんしゅ)
上槽後水を加えない酒をいいます。

検定(けんてい)
酒類が製成されたとき、容器ごとに数量、アルコール分、エキス分などを税務職員が検査することです。

限定吸水(げんていきゅうすい)
浸漬中に白米が吸水し過ぎないよう時間を短縮し、白米の吸水を制限すること。吟醸酒をつくるときによく行います。

玄米(げんまい)
稲の籾を脱穀し、さらに籾殻を除いたものを玄米といいます。

原料米の品種名(げんりょうまいのひんしゅめい)
製法品質表示基準によれば、その品種名の原料米の使用割合が50%をこえる場合に限り原料米の品種名を表示することができ、品種名とともに使用割合も表示することになっています。

玄米(げんまい)
稲の籾を脱穀し、さらに籾殻を除いたものを玄米といいます。
限定吸水(げんていきゅうすい)
浸漬中に白米が吸水し過ぎないよう時間を短縮し、白米の吸水を制限すること。吟醸酒をつくるときによく行います。

原料用アルコール(げんりょうようあるこーる)
酒税法では、スピリッツ類に該当する酒類で、酒類製造の原料として用いられます。






高酸味酒(こうさんみしゅ)
最近開発された新しいタイプの清酒で、酸味をつけるために、乳酸菌、黒麹菌、リゾープス菌などが利用されます。

(こうじ)
一般的には穀類に麹菌やクモノスカビなどのカビ類が繁殖させたものをいい、カビ類が生産する酵素類を利用するために酒類の製造等に用いられます。その形状によりバラ麹と餅麹に大別されます。

麹エキス(こうじえきす)
米麹に水を加えて55℃前後で糖化させた後、これを濾過して得られる液で、酵母などを培養するときに培地として用いられます。麹汁ともいます。

麹菌(こうじきん)
日本の醸造工業で使用している麹をつくる麹カビ属の糸状菌を総称して麹菌あるいは麹カビといいます。

麹ばな(こうじばな)
新酒に特有の香りで、新酒ばなともいいます。

麹米(こうじまい)
麹をつくる白米のことをいいます。

麹室
(こうじむろ)
製麹のためにつくられた専用の部屋をいいます。十分な保温と換気が重要な条件になります。

合成清酒(ごうせいせいしゅ)
酒税法では、合成清酒とは、アルコール、焼酎、ブドウ糖、米、麦などを原料として製造した酒類で、清酒に似ているものと定め、使用できる米の重量はアルコール分20度に換算した場合の重量の5/100を超えないことしています。

高精白米(こうせいはくまい)
精米歩合の低い白米のこと。 酒蔵では「よく磨いた米」といいます。

酵素(こうそ)
生物がつくる蛋白質の一種で、各種の化学反応の触媒をします。たとえば、 麹菌は_−アミラーゼや酸性プロテアーゼなどの酵素を生産し、米の糖化などを行います。

硬度(こうど)
水中のカルシウムとマグネシウムの量を総体的に酸化カルシウム量で表した値です。硬度の高い水を硬水といい、逆に低い水を軟水といいます。また、硬水中の硬度成分を取り除き軟水にすることを軟化といいます。

合成清酒(ごうせいせいしゅ)
酒税法では、合成清酒とは、アルコール、焼酎、ブドウ糖、米、麦などを原料として製造した酒類で、清酒に似ているものと定め、使用できる米の重量はアルコール分20度に換算した場合の重量の5/100を超えないことしています。

酵母(こうぼ)
菌類のなかで、普通は栄養細胞の出芽によって増えるものをいいます。酵母は醗酵して糖分をアルコールに変える働きをします。

ゴク味(ごくみ)
上槽したての白濁した清酒を数日以上静置して、上澄した部分を下部に沈殿した滓から分離する操作を滓引きといいます。

固形酵母(こけいこうぼ)
純粋に培養した酵母を、遠心分離、圧搾、乾燥などの手段で脱水したものをいいます。これに対して、液体培地に培養されたままの酵母を液状酵母といいます。

(こしき)
昔から米を蒸すために使用されている木製の桶。桶の底に甑穴と呼ばれる穴があり、ここから蒸気が噴き上がって桶中の白米を蒸します。現在は、アルミニウム製やステンレス製のものが多く使用されています。

古酒(こしゅ)
一般には、年月を経過し、熟成したお酒のことをいいます。前年度あるいはそれ以前に造った酒のことをいいます。

古米(こまい)
米穀年度(11月〜10月)が前年度の産米をいいます。

古米酒臭(こまいしゅしゅう)
古米を使って造った清酒に発生する特有の臭いで、熟成とともに強くなってきます。

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