吉村酒造株式会社
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■お酒用語辞典


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参考資料:清酒製造関係用語集 発行:日本酒造組合中央会







酒袋(さかぶくろ)
木綿製またはナイロン、テトロン、ビニロンなどの化学繊維製の袋で、醪を入れて搾ります。搾り袋ともいいます。
最近よく販売されている「酒袋かばん」は、木綿製の酒袋で殺菌のために柿渋が塗られているもので、昔の酒蔵ではよく使用されていましたが、現在では殆ど使用されないために、貴重な存在になっています。

酒粕(さけかす)
清酒醪をこした(上槽した)ときに分離される固形分のことで、清酒醸造の副産物です。清酒粕または単に粕ともいいます。「板御酒」(いたおみき)ともいいます。

酒の五味(さけのごみ)
酒の味を構成する要素で、甘味、酸味、辛味、苦味、渋味の五つの味をいいます。五味の調和のよくとれている酒がよいとされています。

雑酒(ざっしゅ)
酒税法では、清酒、合成清酒、焼酎、みりん、ビール、果実酒類、ウイスキー類、スピリッツ類、リキュール類のいずれにも属さない酒類をいうと定めており、発泡酒、粉末酒、その他の雑酒の3品目にわかれています。

雑味(ざつみ)
清酒の味のうち、きたない味(きれいな味の反対)のことをいいます。苦渋味成分が主体と考えられています。

三増酒(さんぞうしゅ)
三倍増醸酒の略称です。

三段仕込み(さんだんじこみ)
清酒醪では、1仕込みを三段階に分けて順次仕込み、それぞれ初添(添仕込み)、仲添(仲仕込み)、留添(留仕込み)といいます。

産地(さんち)
製法品質表示基準によると、その清酒がつくられ、しかも容器に詰められた地名をいい、よそでつくられた清酒を混和したものや、よそに持っていって容器に詰めたものには産地名の表示はできません。

酸度(さんど)
清酒10mlを中和するのに要する10分の1規定水酸化ナトリウム溶液の滴定ml数をいいます。

三倍増醸(さんばいじょうぞう)
米、米麹、水のほか、原料用アルコール、ブドウ糖、水あめ、コハク酸、乳酸、クエン酸、リンゴ酸、グルタミン酸ナトリウム、清酒を原料とする清酒の製造方法の一種です。同量の原料米を用いた場合、純米酒の約3倍量の清酒ができるところからこの呼称がついたようです。






(じ)
高泡が落泡になり、玉泡になってこの玉泡も消えて、醪の表面が現れたとき、地になったといいます。

仕込み(しこみ)
水麹に蒸米を投入混和し、予定温度にする操作をいいます。

仕込庫(しこみぐら)
醪の発酵を行う場所。仕込室、発酵室ともいいます。

仕込みタンク(しこみたんく)
発酵タンクのこと。

搾る(しぼる)
上槽をおこなうことです。

仕舞仕事(しまいしごと)
仲仕事後6〜7時間後に麹の品温を調節するために行う操作です。

酒税法
(しゅぜいほう)
酒類の定義、製造免許、販売免許、納税義務、課税標準と税率、申告・納付、製造者の義務など、酒類製造に関する基本的な事項を規定する法律です。

酒造好適米(しゅぞうこうてきまい)
醸造用玄米のこと。清酒製造に適した米というところから、業界では酒造好適米と呼んでいます。一般に、大粒で心白粒が多く、蛋白質含有が少なくて、麹がつくりやすく酒母や醪で酵素作用を受けやすい米です。

酒造用水
(しゅぞうようすい)
通常、酒造りから出荷までに用いる全ての水。

酒母(しゅぼ)
醪の発酵のもとになる酵母を培養したもので、「もと」ともいいます。

酒類(しゅるい)
酒税法では、「アルコール分1度以上の飲料」を酒類と定義しています。

純米酒(じゅんまいしゅ)
製法品質表示基準に定める特定名称の清酒の一つです。精米歩合70%以下の白米、米麹、水を原料としてつくられる清酒で、香味及び色沢が良好なものをいいます。

蒸きょう(じょうきょう)
米を蒸すこと。蒸しともいいます。

上槽(じょうそう)
醪を圧搾濾過して、清酒と清酒粕に分離する操作をいいます。最近は自動醪圧搾機が普及しているが、昔は酒袋に醪をつめて、槽(ふね)の中にならべて搾りました。

醸造アルコール(じょうぞうアルコール)
清酒の原料として使用されるアルコールのこと。清酒の原料用アルコールは澱粉質物や含糖質物を発酵させ蒸留してつくられるアルコールのみで、合成アルコールなどは一切使われていないことから、製法品質表示基準では醸造アルコールと呼び明確に区別しています。

醸造酒(じょうぞうしゅ)
清酒、ビール、ワインなどのように発酵させたものをそのまま、または、こして飲む酒類をいいます。

白麹菌(しろこうじきん)
南九州の本格焼酎の製造に広く使用されている菌で、黒麹菌の変異株といわれています。

白酒(しろざけ)
蒸米、米麹を焼酎とともに仕込み、約1ヶ月ほど熟成させた後、醪をすり潰したもの。雛祭りに用いられるお酒です。

新酒(しんしゅ)
古酒に対する言葉で、その年に造った酒のことです。まだ熟成が進んでいないため特有な香り(新酒香)がします。

新酒香(しんしゅか:新酒ばな)
新酒特有の香りで、麹ばなともいいます。燗をすると強く感じられます。

浸漬(しんせき)
白米に吸水させるために、浸漬用水の中に白米を浸けることです。

心白米(しんぱくまい)
米粒の中心部に、円形あるいは楕円形の白色不透明部分のある米をいいます。心白部には澱粉粒が粗くつまっていて軟らかい。一般に大粒米に多く、吸水しやすく、麹に使うと破精込みが良く、糖化されやすいので酒造米として歓迎されます。






筋泡(すじあわ)
醪の状貌。






製麹(せいきく)
★製法品質表示基準によれば、水を除いて、その清酒の製造に使用した原材料は、すべて酒税法に定める原材料名を用いて表示し、その順序は、米、米麹に次いで使用量の多い順に表示します。ただし、ブドウ糖、水あめを糖類と、乳酸、コハク酸などの有機酸を酸味料と、またグルタミン酸ナトリウムをグルタミン酸Naか調味料と表示してもよいことになっています。

精米(せいまい)
玄米の表層部には清酒製造に悪影響を与える蛋白質・脂質・灰分・ビタミン類が多く存在します。そこで、これらを取り除く必要があり、この操作を精米といいます。精米することを米をみがくともいい、また、精米歩合を低くすることを米を白くするともいいます。

精米歩合(せいまいぶあい)
精米の程度を示す歩合です。

洗米(せんまい)
白米の表面に付着している糠を取り除くために、水で洗うことです。洗米機による方法、水輸送による方法および手洗いによる方法があります。






総米(そうまい)
醪1仕込みに使用する白米の総重量のことで、仕込総米ともいいます。四段掛けをする場合は四段用の白米も含み、留添までの白米総重量を三段総米ともいいます。

(そえ)
初添、添仕込みのことです。

添桶(そえおけ)
添仕込み専用に使われる仕込容器。

総破精(そうはぜ)
破精廻りが蒸米の表面全体にわたり内部に相当深く破精込んでおり、しかも糖化力、蛋白分解力の強い麹を総破精麹といいます。酒母麹などに適しています。

速醸系酒母(そくじょうけいしゅぼ)
生もと系酒母が、酒母中に乳酸菌を増殖させて乳酸をつくらせるのに対して、乳酸を添加してつくる系統の酒母をいいます。

速醸もと(そくじょうもと)
水麹時に乳酸を添加し、同時に培養酵母を加え、まず糖化を進め、次に膨れ・湧付きに導く造り方をする酒母です。

育てもと(そだてもと)
生もと系酒母のことです。

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